マーケット見通し(総合)

為替見通し(2025年11月10日)

2025年11月10日

マーケットの動き (2025年11月3日~11月7日)

  • 先週の為替市場は、前週末比で米ドルは対円で下落(円高)しました。
  • 米利下げ観測の後退や、5日に発表された米経済指標の結果を受け米国長期金利が上昇したことなどから、米ドル買いが進みました。しかし、6日に民間の米労働市場調査が雇用の減速を示したことなどから、米雇用市場の悪化懸念が強まり、円買い米ドル売りが優勢となりました。
  • ユーロは前週末比、対円で下落した一方、対米ドルでは上昇しました。

投資環境見通し (2025年11月)

円に対して米ドルは徐々に水準を切り下げ、ユーロは弱含み

  • 米ドル:世界的な投資家のリスク選好の動きから、ドルは円に対して当面は底堅く推移するとみています。しかし、日銀による利上げ姿勢に加えて、為替レートの動向と水準次第では日米通貨当局が警戒感を強める可能性もあり、その後のドルは円に対して徐々に水準を切り下げるとみています。
  • ユーロ:域内各国の財政政策を背景に景気は緩やかに回復するとみています。一方で金融政策については、ECB(欧州中央銀行)の様子見姿勢、日銀の利上げ姿勢を背景にユーロは円に対して弱含みで推移するとみています。
変動幅(円)
11月7日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
米ドル/円 153.15 -0.91 1.97 9.87 0.19
ユーロ/円 177.23 -0.58 0.90 14.35 11.85
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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