マーケット見通し(総合)
外国債券見通し(2025年7月22日)
2025年07月22日
マーケットの動き (2025年7月14日~7月18日)
- 先週の米国国債市場は、前週末比で金利はほぼ横ばいでした。
- 週前半は、15日発表の6月の米国CPI(消費者物価指数)で一部項目に関税の影響がみられたことなどから利下げ観測が後退し、米国長期金利は上昇しました。週後半は、FRB(米国連邦準備制度理事会)高官の利下げ言及や持ち高調整の買いが入ったことなどから長期金利は低下し、前週末比でほぼ横ばいとなりました。
- 欧州国債市場は、英国金利が上昇した一方、ドイツ金利は低下しました。
投資環境見通し (2025年7月)
長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともに徐々にレンジを切り下げる
- 米国:中東情勢の緊迫化や関税政策等を背景としたインフレ懸念に加えて財政赤字の拡大懸念もあり、長期金利が高止まる可能性はありますが、雇用、貿易動向などから景気減速の兆候もみられることから、長期金利は徐々にレンジを切り下げるとみています。
- 欧州:中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格上昇に加え、ECB(欧州中央銀行)総裁はディスインフレに対する取り組みはほぼ終了したと述べたこともあり、ドイツ長期金利は短期的には低下しにくいとみられます。ただし、ECBは為替レートや財政支出動向を注視しつつも、米国関税政策による域内景気の減速を背景に、利下げを検討するとみられることもあり、徐々にレンジを切り下げるとみています。
変動幅(騰落率) | |||||
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7月18日 | 前週比 | 1ヵ月前比 | 6ヵ月前比 | 1年前比 | |
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) | 4.43 | 0.01 | 0.04 | -0.18 | 0.23 |
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) | 616.21 | 0.62% | 2.70% | 1.86% | -0.21% |
- ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
- ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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