マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2025年7月7日)

2025年07月07日

マーケットの動き (2025年6月30日~7月3日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • 週初は、前週からの早期利下げ期待などを背景として米国長期金利は低下しました。その後は、米政府による大型減税法案の上院可決や、3日に発表された6月米雇用統計が市場予想を上回ったことなどを嫌気し債券は売られ、金利は上昇して週を終えました。
  • 欧州国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。

投資環境見通し (2025年7月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともに徐々にレンジを切り下げる

  • 米国:中東情勢の緊迫化や関税政策等を背景としたインフレ懸念に加えて財政赤字の拡大懸念もあり、長期金利が高止まる可能性はありますが、雇用、貿易動向などから景気減速の兆候もみられることから、長期金利は徐々にレンジを切り下げるとみています。
  • 欧州:中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格上昇に加え、ECB(欧州中央銀行)総裁はディスインフレに対する取り組みはほぼ終了したと述べたこともあり、ドイツ長期金利は短期的には低下しにくいとみられます。ただし、ECBは為替レートや財政支出動向を注視しつつも、米国関税政策による域内景気の減速を背景に、利下げを検討するとみられることもあり、徐々にレンジを切り下げるとみています。
変動幅(騰落率)
7月3日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 4.35 0.06 -0.11 -0.25 -0.01
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 607.43 0.20% 2.69% -0.56% -2.93%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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