マーケット見通し(総合)
外国債券見通し(2025年4月28日)
2025年04月28日
マーケットの動き (2025年4月21日~4月25日)
- 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
- 週初は、米大統領がFRB(米国連邦準備制度理事会)議長へ利下げを要求したことから、長期債は売られましたが、22日に米大統領のFRB議長解任を否定する発言が出るとFRBの独立性に対する懸念が後退し、金利低下に転じました。その後も、FOMC(米国連邦公開市場委員会)の6月利下げの可能性や、米中貿易摩擦への警戒感が弱まったことなどから債券は買われました。
- 欧州国債市場は、英国金利が低下した一方、ドイツ金利はほぼ横ばいでした。
投資環境見通し (2025年4月)
長期金利は、米国では緩やかにレンジを切り下げ、欧州(ドイツ)では次第に低下基調に転じる
- 米国:関税政策の不確実性が、物価動向や消費者心理に加えて金融政策に対して影響を与える中、長期金利は景気に対する懸念が低下要因とみられるものの、引き続きドイツ長期金利上昇の影響も受けやすく、緩やかにレンジを切り下げる動きになるとみています。
- 欧州:ドイツ長期金利は同国政府が財政規律の緩和を決断したことから、高止まる可能性はあります。ただし、米国関税政策の域内景気に対する影響や経済関係の強い中国景気の減速が懸念されることに加え、ECB(欧州中央銀行)は利下げを続けるとみられることから、次第に低下基調に転じるとみています。
変動幅(騰落率) | |||||
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4月25日 | 前週比 | 1ヵ月前比 | 6ヵ月前比 | 1年前比 | |
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) | 4.26 | -0.07 | -0.05 | 0.02 | -0.44 |
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) | 591.70 | 1.71% | -0.85% | -2.33% | 0.32% |
- ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
- ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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