マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2025年4月7日)

2025年04月07日

マーケットの動き (2025年3月31日~4月4日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • 2日にトランプ米政権が発表した各国への相互関税が事前想定していた水準を上回る税率になったことを受け、米景気の悪化や貿易戦争激化への懸念から相対的に安全な資産とされる債券に買いが入りました。週末にかけても、中国が米国の相互関税への報復措置を発表すると世界経済が悪化するとの見方から債券は買われ、米国長期金利は低下しました。
  • 欧州国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。

投資環境見通し (2025年4月)

長期金利は、米国では緩やかにレンジを切り下げ、欧州(ドイツ)では次第に低下基調に転じる

  • 米国:関税政策の不確実性が、物価動向や消費者心理に加えて金融政策に対して影響を与える中、長期金利は景気に対する懸念が低下要因とみられるものの、引き続きドイツ長期金利上昇の影響も受けやすく、緩やかにレンジを切り下げる動きになるとみています。
  • 欧州:ドイツ長期金利は同国政府が財政規律の緩和を決断したことから、高止まる可能性はあります。ただし、米国関税政策の域内景気に対する影響や経済関係の強い中国景気の減速が懸念されることに加え、ECB(欧州中央銀行)は利下げを続けるとみられることから、次第に低下基調に転じるとみています。
変動幅(騰落率)
4月4日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 4.01 -0.25 -0.19 0.04 -0.29
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 590.78 -1.72% 0.13% -1.49% 0.41%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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