マーケット見通し(総合)
外国債券見通し(2025年3月17日)
2025年03月17日
マーケットの動き (2025年3月10日~3月14日)
- 先週の米国国債市場は、前週末比でほぼ横ばいとなりました。
- 週初はトランプ大統領が関税引き上げによる米国経済の景気後退入りの可能性を否定しなかったことが市場心理を悪化させ、債券は買われました。その後、ウクライナを巡る地政学リスクの後退やトランプ米政権の関税政策による米国のインフレ再燃への警戒などにより債券は売りが優勢となり、ほぼ横ばいで週を終えました。
- 欧州国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
投資環境見通し (2025年3月)
長期金利は、米国では徐々にレンジを切り下げ、欧州(ドイツ)では低下基調
- 米国:景気は底堅く、インフレ鈍化に時間を要するとみられる中、政権による関税政策の動向も不確実性を高める可能性はありますが、一方でFRB(米国連邦準備制度理事会)高官の基本姿勢は依然として中期的に利下げ方向とみられます。また、政権はインフレや長期金利上昇に留意しているとみられることもあり、長期金利は徐々にレンジを切り下げるとみています。
- 欧州:ドイツ総選挙後の連立協議などの政治動向や財政拡張議論から、ドイツを中心に長期金利は上振れる可能性があります。しかし、米国政権による関税政策、中国経済の減速などの影響から欧州景気は弱いとみられ、ECB(欧州中央銀行)は当面利下げを継続すると予想されることから、ドイツ長期金利は低下基調で推移するとみています。
変動幅(騰落率) | |||||
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3月14日 | 前週比 | 1ヵ月前比 | 6ヵ月前比 | 1年前比 | |
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) | 4.32 | -0.00 | -0.16 | 0.66 | 0.02 |
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) | 591.95 | 0.68% | -1.57% | 2.81% | 3.09% |
- ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
- ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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