マーケット見通し(総合)
外国債券見通し(2025年3月10日)
2025年03月10日
マーケットの動き (2025年3月3日~3月7日)
- 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
- 週初は、3日発表の2月の米国ISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことで、米景気減速への懸念から債券は買われ米国長期金利は低下しました。その後、2月の米国ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことやFRB(米国連邦準備制度理事会)パウエル議長の利下げを急ぐ必要はない旨の発言などから債券は売られ金利は上昇しました。
- 欧州国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
投資環境見通し (2025年3月)
長期金利は、米国では徐々にレンジを切り下げ、欧州(ドイツ)では低下基調
- 米国:景気は底堅く、インフレ鈍化に時間を要するとみられる中、政権による関税政策の動向も不確実性を高める可能性はありますが、一方でFRB(米国連邦準備制度理事会)高官の基本姿勢は依然として中期的に利下げ方向とみられます。また、政権はインフレや長期金利上昇に留意しているとみられることもあり、長期金利は徐々にレンジを切り下げるとみています。
- 欧州:ドイツ総選挙後の連立協議などの政治動向や財政拡張議論から、ドイツを中心に長期金利は上振れる可能性があります。しかし、米国政権による関税政策、中国経済の減速などの影響から欧州景気は弱いとみられ、ECB(欧州中央銀行)は当面利下げを継続すると予想されることから、ドイツ長期金利は低下基調で推移するとみています。
変動幅(騰落率) | |||||
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3月7日 | 前週比 | 1ヵ月前比 | 6ヵ月前比 | 1年前比 | |
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) | 4.32 | 0.12 | -0.17 | 0.60 | 0.22 |
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) | 587.97 | -1.70% | -1.14% | 1.24% | 1.44% |
- ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
- ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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