マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2024年3月18日)

2024年03月18日

マーケットの動き (2024年3月11日~3月15日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • 2月の米国CPI(消費者物価指数)が市場予想をやや上回り、インフレ沈静化には時間を要するとの見方が強まりました。2月の米国PPI(卸売物価指数)の前月比上昇率も上振れたことから、米国の利下げ開始が先送りされるとの観測が高まり、長期金利は上昇しました。
  • 欧州国債市場は、おおむね米国に連動した推移となりました。

投資環境見通し (2024年3月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともにレンジ内で推移

  • 米国:景気が軟着陸するとの見方に加えて、インフレ率鈍化の遅れから、早期の利下げ観測は一旦後退していますが、足元の経済指標の下振れに加え、これまでの政策金利引き上げの影響もあり、長期金利は当面レンジ内での推移を予想しています。
  • 欧州:ECB(欧州中央銀行)は根強い賃金インフレに対する警戒感から利下げに慎重な姿勢を示しています。一方で、これまでの金融引き締めによる景気悪化懸念もあり、ドイツ長期金利はレンジ内で推移するとみています。
変動幅(騰落率)
3月15日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 4.31 0.23 0.08 -0.02 0.82
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 577.15 0.04% -0.03% 5.36% 14.58%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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