マーケット見通し(総合)

外国株式見通し(2024年1月15日)

2024年01月15日

マーケットの動き (2024年1月8日~1月12日)

  • 先週の米国株式市場は、前週末比で上昇しました。
  • 米国予算案を巡る政府機関の閉鎖懸念が後退する中、8日発表の1年先期待インフレ率の低下や米国長期金利の上昇一服感などを背景に、IT関連株などの成長株を中心に米国株式は上昇しました。その後、利益確定売りの動きが相場の重石となりましたが、注目された米国物価関連指標の発表は無難に通過したほか、米国の早期利下げ期待による買いの動きもみられ、米国株式はおおむね上昇基調で推移しました。
  • 欧州株式市場は、ドイツの景況感に対する慎重な見方もあり米国に劣後しました。

投資環境見通し (2024年1月)

外国株式相場は、米国では強含み、欧州では上値が重い

  • 企業業績については、これまでの利上げの影響に加え、景況感の鈍化もあり、個別銘柄ではまちまちとみられますが、製造業の循環的な底打ち見通しから、次第に底堅くなるとみています。米国株式相場は、インフレ鈍化を背景とした利下げ観測に加えて、景気が軟着陸するとの見方に支えられ、強含みで推移するとみています。欧州株式相場は、長期金利の低下は支援材料とみられますが、景気悪化に連れて企業業績の下振れ懸念が広がりやすく、中国景気の鈍化もあり、上値の重い展開になるとみています。
騰落率
1月12日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
S&P500種株価指数 4,783.83 1.84% 3.02% 6.97% 20.10%
NYダウ 37,592.98 0.34% 2.78% 9.45% 9.95%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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