マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2023年9月19日)

2023年09月19日

マーケットの動き (2023年9月11日~9月15日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • 13日発表の8月のCPI(消費者物価指数)は概ね市場予想に一致したものの、14日発表の8月の小売売上高やPPI(卸売物価指数)が市場予想を上回ったことなどから、インフレ圧力への警戒感が相場の重荷となり債券は売られました。
  • 欧州国債市場は、おおむね米国に連動した推移となりました。ECB(欧州中央銀行)は0.25%の利上げを決めた一方、声明文で利上げ打ち止めの可能性を示唆しました。

投資環境見通し (2023年9月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともに低下

  • 米国:堅調な景気動向を背景にFRB(米国連邦準備制度理事会)が金融引き締め姿勢を続けるとの見方が長期金利の上昇圧力として残りますが、すでに大幅に上昇した反動に加え、インフレ鈍化を背景に長期金利は低下するとみています。
  • 欧州:根強いインフレ圧力を背景にECB(欧州中央銀行)が金融引き締め姿勢を継続するとみられますが、軟調な域内景気動向が続く中、中国景気に対する不安もあり、ドイツ長期金利は低下するとみています。
変動幅(騰落率)
9月15日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 4.33 0.07 0.12 0.85 0.88
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 547.77 -0.31% 0.76% 8.75% 3.17%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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