マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2023年8月21日)

2023年08月21日

マーケットの動き (2023年8月14日~8月18日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • 前週末に続き、15日発表の米国小売売上高など堅調な米国経済指標の発表が相次ぎ、FRB(米国連邦準備制度理事会)による政策金利の高止まり長期化懸念が強まったことから、米国長期金利は一時4.3%を超える水準まで上昇しました。
  • 欧州国債市場は、英国イングランド銀行の追加利上げ観測が強まったことから、英国金利は米国を上回る上昇幅となりました。

投資環境見通し (2023年8月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともに小幅に低下

  • 米国:インフレ率の鈍化傾向を受けて金融政策については引き締め観測が後退するとみられますが、景気については底堅い経済指標から軟着陸するとの見方もあり、長期金利は小幅の低下にとどまるとみています。
  • 欧州:依然としてコアCPI(消費者物価指数)は目標インフレ率を大幅に上回っていることや、賃金上昇圧力に対する警戒感を背景に、ECB(欧州中央銀行)は金融引き締め姿勢を続けるとみられます。しかし、足元では景況感が悪化しており、インフレ率の鈍化を受けて来年にはECBが利下げに転じるとの見方もあり、ドイツ長期金利は小幅に低下するとみています。
変動幅(騰落率)
8月18日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 4.25 0.08 0.45 0.42 1.37
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 542.46 -0.43% 1.24% 8.08% 3.67%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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