マーケット見通し(総合)

為替見通し(2023年7月31日)

2023年07月31日

マーケットの動き (2023年7月24日~7月28日)

  • 先週の為替市場は前週末比、米ドルは対円で下落(円高)しました。
  • 欧米の金融政策決定会合後、過度な利上げ長期化観測が和らぎ、対円で米ドル・ユーロ売りの動きとなりました。27~28日の日銀金融政策決定会合で長短金利操作の運用柔軟化が決定されたことなどから、米ドルは一時138円台前半まで売られるなど乱高下する展開となりました。
  • ユーロは前週末比、対円・対米ドルともに下落しました。

投資環境見通し (2023年7月)

円に対して米ドルはレンジ内での動き、ユーロは上昇

  • 米ドル:金融政策の方向性の違いからドルの上昇圧力が残るとみられますが、円安ドル高が進む場面では日本政府からの円安けん制発言に加えて、日銀が金融政策を修正するとの見方が広がりやすく、次第にドルの上値は重くなり、ドルは円に対してレンジ内での動きになるとみています。
  • ユーロ:インフレ率が依然として高水準にあり、ECB(欧州中央銀行)が追加利上げを行うとの見方もあり、金融政策の方向性の違いを背景にユーロは円に対して上昇するとみています。
変動幅(円)
7月28日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
米ドル/円 140.31 -1.44 -4.23 10.34 5.77
ユーロ/円 154.84 -2.70 -2.72 13.94 18.20
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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