マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2023年7月10日)

2023年07月10日

マーケットの動き (2023年7月3日~7月7日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • 5日発表のFOMC(米国連邦公開市場委員会)議事要旨において、すべてのFOMC参加者が年内の追加利上げが適切との見方を示したほか、週末にかけて発表された米国経済指標や米国雇用統計の結果から引き続き米国景気や労働市場の強さが示され、金融引き締め長期化観測が強まったことを受け、米国債券は売られました。
  • 欧州国債市場は、おおむね米国に連動した推移となりました。

投資環境見通し (2023年7月)

長期金利は、米国では小幅に上昇、欧州(ドイツ)では上昇圧力がかかりやすい

  • 米国:長期金利は、労働需給のひっ迫やインフレ率の高止まりを受けて、6月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)では年内あと2回の利上げ見通しが示されたことが上昇要因とみられますが、一方で年末に向けての景気後退懸念が低下要因とみられることから、小幅の上昇にとどまるとみています。
  • 欧州:ドイツ長期金利は、依然としてコアCPI(消費者物価指数)が高止まりしていることや賃金上昇圧力に対する警戒感を背景としたECB(欧州中央銀行)による追加利上げ観測から、上昇圧力がかかりやすい状況が続くとみています。
変動幅(騰落率)
7月7日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 4.05 0.24 0.26 0.48 1.04
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 534.32 -2.67% 1.59% 7.14% 2.37%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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