マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2023年7月3日)

2023年07月03日

マーケットの動き (2023年6月26日~6月30日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • 発表された米国経済指標が米国景気の底堅さを示し、米国金利の先高観が強まったことなどから債券は売られました。
  • 欧州国債市場は、ECB(欧州中央銀行)高官が9月のECB理事会における積極的な利上げ姿勢を示したことなどから、ドイツ金利は上昇しました(債券価格は下落)。

投資環境見通し (2023年6月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともに小幅に上昇

  • 米国:景気後退懸念を背景に投資家の間で利下げ観測もみられる一方、FRB(米国連邦準備制度理事会)は足元の労働需給ひっ迫やインフレ率見通しの上昇を受けて年内利下げに否定的な見方を示しています。長期金利は当面は上昇するとみられますが、景気後退懸念もあり小幅にとどまるとみています。
  • 欧州:依然としてコア・インフレ率が高止まりしていることや賃金上昇圧力への警戒感が残る中、ECB(欧州中央銀行)は追加の金融引き締めの必要性を強調しています。ドイツ長期金利に上昇圧力がかかりやすく、米国市場と同様に小幅に上昇するとみています。
変動幅(騰落率)
6月30日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 3.81 0.07 0.11 -0.07 0.84
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 548.99 0.28% 4.00% 12.57% 4.24%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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