マーケット見通し(総合)
外国債券見通し(2023年6月19日)
2023年06月19日
マーケットの動き (2023年6月12日~6月16日)
- 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
- 14日のFOMC(米国連邦公開市場委員会)でFRB(米国連邦準備制度理事会)は政策金利据え置きを決定しましたが、年内2回の追加利上げを示唆する政策金利見通しが出ると長期金利は一時3.85%まで上昇しました。FOMC後、FRBパウエル議長が利上げに慎重な姿勢をみせたことなどを受け、債券は買い戻され金利上昇幅を縮めて週を終えました。
- 欧州国債市場は、ECB(欧州中央銀行)理事会でFRBよりも利上げに積極的と受け止められ米国に劣後しました。
投資環境見通し (2023年6月)
長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともに小幅に上昇
- 米国:景気後退懸念を背景に投資家の間で利下げ観測もみられる一方、FRB(米国連邦準備制度理事会)は足元の労働需給ひっ迫やインフレ率見通しの上昇を受けて年内利下げに否定的な見方を示しています。長期金利は当面は上昇するとみられますが、景気後退懸念もあり小幅にとどまるとみています。
- 欧州:依然としてコア・インフレ率が高止まりしていることや賃金上昇圧力への警戒感が残る中、ECB(欧州中央銀行)は追加の金融引き締めの必要性を強調しています。ドイツ長期金利に上昇圧力がかかりやすく、米国市場と同様に小幅に上昇するとみています。
変動幅(騰落率) | |||||
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6月16日 | 前週比 | 1ヵ月前比 | 6ヵ月前比 | 1年前比 | |
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) | 3.78 | 0.04 | 0.23 | 0.30 | 0.47 |
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) | 538.69 | 2.12% | 3.15% | 4.42% | 6.80% |
- ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
- ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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