マーケット見通し(総合)

国内債券見通し(2023年5月1日)

2023年05月01日

マーケットの動き (2023年4月24日~4月28日)

  • 先週の国内債券市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • 週末の日銀金融政策決定会合を前に政策修正への警戒感が残る中、週初は前週末の米国金利上昇が国内債券の売り圧力を高めました。週末には、会合にて現行の金融緩和策維持を決定したことから、超長期債を中心に金利は低下して週を終えました。
  • クレジット市場は、新発債の発行が限定的となり需給環境は引き締まった一方、信用リスクが高い一部銘柄の需要は限られました。

投資環境見通し (2023年4月)

国内長期金利は上昇圧力が高まりやすい

  • 国内長期金利は、すでに賃上げを巡る報道が相次いでおり、インフレ率が賃上げに波及する流れに回帰する動きがみられる中、次期日銀総裁の下で初回となる金融政策決定会合を前に政策修正が意識される場面では、上昇圧力が高まりやすいとみています。ただし、世界的な金融システム不安が広がる中、政策修正には慎重との見方もあります。
変動幅(騰落率)
4月28日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(日本、%) (変動幅) 0.43 -0.03 0.10 0.20 0.21
NOMURA-BPI総合 (騰落率) 375.61 0.82% 0.23% 0.79% -1.19%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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