マーケット見通し（総合）

外国株式見通し（2023年3月13日）

2023年03月13日

マーケットの動き （2023年3月6日～3月10日）

  • 先週の米国株式市場は、前週末比で下落しました。
  • FRB（米国連邦準備制度理事会）パウエル議長が利上げペース加速を示唆したことに加え、米国中堅金融グループ傘下銀行の経営破綻により金融株が全面安となるなど、投資家心理の悪化により米国株式は週を通して軟調に推移しました。
  • 欧州株式市場は、おおむね米国に連動した推移となりました。

投資環境見通し （2023年3月）

外国株式相場は、米国、欧州とも上値の重い展開

  • 企業業績については、サービス業などに持ち直しの動きがみられることがプラス材料となる一方で、インフレの高止まりやこれまでの金融引き締め政策による景気への影響、業績見通しが引き下げられる可能性などマイナス材料も残るとみられます。こうした環境下、米国株式相場は、堅調な雇用や消費を背景とした景気が軟着陸するとの見方に支えられる一方、インフレが鎮静化するには時間を要するとの見方から金利水準が高止まる中、これまでの金融引き締め政策による景気への影響から企業業績の下押し圧力が続き、上値の重い展開になるとみています。欧州でも、ガス不足に対する懸念の後退や中国のゼロコロナ政策終了による外需回復期待が高まる一方、堅調な雇用による賃金上昇圧力がECB（欧州中央銀行）のインフレに対する警戒感を強めていることに加え、実質所得の減少から消費意欲の減退が想定されることから、米国市場と同様に上値の重い展開を予想しています。
騰落率
3月10日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
S&P500種株価指数 3,861.59 -4.55% -5.60% -5.06% -9.34%
NYダウ 31,909.64 -4.44% -5.79% -0.75% -3.81%
  • ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日）までとします。
  • ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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  • 使用インデックスについては、マーケット見通し（総合）の最終ページをご確認ください。 https://www.myam.co.jp/market/report/

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