マーケット見通し(総合)

為替見通し(2023年3月6日)

2023年03月06日

マーケットの動き (2023年2月27日~3月3日)

  • 先週の為替市場は前週末比、米ドルは対円でほぼ横ばいとなりました。
  • 米国金利の上昇圧力が高まる中、日銀新体制下で早期に金融緩和策を修正するとの見方が後退したことで円売り・米ドル買いの動きがあった一方、目先の円安圧力の高まりを意識した利益確定目的や持ち高調整の円買い・米ドル売りの動きもあり、週を通して方向感に欠ける展開となりました。
  • ユーロは、前週末比、対円・対米ドルともに上昇しました。

投資環境見通し (2023年3月)

米ドル、ユーロともに円に対してレンジ内での動き

  • 日銀が現行の金融緩和策を修正しFRB(米国連邦準備制度理事会)が利上げを停止するとの一部の見方が円高圧力として残ります。一方、米国景気については個人消費に支えられ、物価抑制に対処するため利上げを継続するとの観測が浮上しています。また、欧州景気は暖冬による天然ガス価格下落に支えられ堅調とみられることに加え、日本の構造的な貿易赤字による円安圧力もあり、レンジ内で推移するとみています。
変動幅(円)
3月3日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
米ドル/円 136.34 -0.04 5.30 -3.69 20.71
ユーロ/円 144.49 0.72 2.21 4.07 16.57
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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