マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2023年2月6日)

2023年02月06日

マーケットの動き (2023年1月30日~2月3日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利はほぼ横ばいとなりました。
  • FOMC(米国連邦公開市場委員会)やECB(欧州中央銀行)理事会を通過後、欧米の利上げ停止期待が高まり米国国債は買われました。しかし、3日に発表された1月の米国雇用統計で雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことから、労働需給の引き締まりを意識した売りが優勢となり、金利は前週末とほぼ同水準で週を終えました。
  • ドイツ国債市場は、前週末比で金利は低下しました。

投資環境見通し (2023年2月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともレンジ内で推移

  • 米国:長期金利は、インフレ圧力の緩和に加え、実体経済に対するこれまでの大幅利上げの影響は低下要因とみています。ただし、利上げ停止をはじめとした金融政策の修正観測については相当程度織り込まれているとみられ、レンジ内で推移するとみています。
  • 欧州:ECB(欧州中央銀行)による金融引き締め姿勢継続や量的引き締め開始が警戒されますが、今後の利上げについては相当程度の織り込みが進んでいるとみられることから、ドイツ長期金利はレンジ内で推移するとみています。
変動幅(騰落率)
2月3日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 3.53 0.01 -0.25 0.78 1.71
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 502.56 1.00% 3.58% -4.78% -0.87%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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