マーケット見通し(総合)

外国株式見通し(2023年1月10日)

2023年01月10日

マーケットの動き (2023年1月3日~1月6日)

  • 先週の米国株式市場は、前週末比で上昇しました。
  • 6日に発表された12月の米国雇用統計において、雇用者数は増加傾向にある一方、賃金上昇率は伸び鈍化を示したことからインフレ圧力を和らげながら景気後退を抑えるとの期待感が高まり、米国株式は週末にかけて上昇しました。同日発表の12月の米国ISM非製造業景況感指数が好不況の分かれ目とされる50を下回り米国長期金利が低下したことも支援材料となりました。
  • 欧州市場は、中国のゼロコロナ政策が事実上終了したことを好感し前週末比で上昇しました。

投資環境見通し (2023年1月)

外国株式相場は、米国については軟調な展開、欧州は上値の重い展開

  • 企業業績については、インフレによるコスト高一服の兆しがみられますが、足元の軟調な経済指標や利上げ効果浸透による景気悪化懸念から、業績見通しが引き下げられる可能性は残るとみています。このような環境の中で、米国ではインフレの鈍化が意識され長期金利が低下するとの見方が支援材料とみられますが、景気や企業業績が悪化するとの見方が残る中、当面の株式相場は軟調な展開になるとみています。欧州でも、消費者心理や景況感に改善の兆しがみられますが、実質所得の悪化による個人消費の落ち込みが予想されることに加え、ECB(欧州中央銀行)による利上げ観測が下押し圧力になるとみられ、株式相場は上値の重い展開になるとみています。
騰落率
1月6日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
S&P500種株価指数 3,895.08 1.45% -1.17% 1.30% -17.06%
NYダウ 33,630.61 1.46% 0.10% 8.35% -7.19%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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