マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2022年11月21日)

2022年11月21日

マーケットの動き (2022年11月14日~11月18日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • 15日に発表された10月の米国PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、FRB(米国連邦準備制度理事会)が利上げペースを緩めるとの見方から米国債券は買いが優勢となり金利は低下しました。17日にFRB高官が金融引き締めに積極的な姿勢を示し、利上げ減速観測が後退したことから債券は売りが優勢となり週を終えました。
  • ドイツ国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。

投資環境見通し (2022年11月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)ともレンジ内で推移

  • 米国:世界的なインフレが続き、主要中央銀行による一段の金融引き締め懸念が残る中、金利上昇圧力の強い状況が続くとみています。ただし、足元ではFRB(米国連邦準備制度理事会)による利上げペースが鈍化するとの見方もあり、長期金利はレンジ内で推移するとみています。
  • 欧州:欧州地域での財政拡張政策に対する懸念や天然ガスの供給を巡る不確実性などからインフレ懸念は根強く、ECB(欧州中央銀行)による金融引き締め政策の先行きが警戒される一方、利上げ継続による景気減速も意識されやすく、ドイツ長期金利はレンジ内での推移を予想しています。
変動幅(騰落率)
11月18日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 3.81 -0.03 -0.19 0.92 2.22
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 518.33 -0.22% -2.01% 1.91% 0.40%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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