マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2022年9月5日)

2022年09月05日

マーケットの動き (2022年8月29日~9月2日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • FRB(米国連邦準備制度理事会)による金融引き締めが長期化するとの見方から、米国金利は上昇基調で推移しました。週末に発表された8月の米国雇用統計は市場予想をやや上回ったものの、失業率が予想外に悪化し、平均時給の伸び率が鈍化したことで賃金インフレ圧力が微かに和らぎ、米国金利は上げ幅を縮めて週を終えました。
  • ドイツ国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。

投資環境見通し (2022年9月)

長期金利は、米国では上昇圧力がかかりやすく、欧州(ドイツ)ではレンジ内で推移

  • 米国:景気の先行きに対する過度に悲観的な見方が一服する中、堅調な労働市場や根強い高インフレを背景としたFRB(米国連邦準備制度理事会)による金融引き締め姿勢が継続することで、長期金利は上昇圧力がかかりやすい状況が続くとみています。
  • 欧州:ロシアとの関係悪化による資源価格上昇やECB(欧州中央銀行)による利上げペース加速が懸念される一方、景気後退も意識されやすく、ドイツ長期金利はレンジ内での推移を予想しています。
変動幅(騰落率)
9月2日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 3.20 0.16 0.45 1.34 1.90
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 526.08 0.96% 1.36% 4.74% 2.51%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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