マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2022年8月22日)

2022年08月22日

マーケットの動き (2022年8月15日~8月19日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • 公表された7月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)議事要旨にて経済指標を注視した慎重姿勢が示されたことや、FRB(米国連邦準備制度理事会)高官がインフレ抑制に強い決意を示したことを受けて、米国国債は軟調に推移しました。
  • ドイツ国債市場は、英国CPI(消費者物価指数)の上昇率が市場予想を上回り、欧州のインフレ懸念が一段と高まったことで、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。

投資環境見通し (2022年8月)

長期金利は米国、欧州(ドイツ)とも低下基調で推移

  • 米国:根強いインフレ圧力を背景としたFRB(米国連邦準備制度理事会)の金融引き締め加速観測は残りますが、欧米の景気後退懸念に加え、来年以降は利下げが検討されるとの一部の見方もあり、長期金利はやや低下基調で推移すると予想しています。
  • 欧州:資源価格の動向や物価関連の経済指標に神経質な展開が続くとみられますが、景気後退懸念が広がる中、当面のドイツ長期金利は低下基調で推移するとみています。
変動幅(騰落率)
8月19日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 2.98 0.13 -0.03 1.05 1.74
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 524.47 0.35% -1.18% 4.46% 2.82%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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