マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2022年7月25日)

2022年07月25日

マーケットの動き (2022年7月18日~7月22日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • 22日に発表された7月の米国PMI(購買担当者景気指数)速報値が前月比で悪化したことを受け景気後退懸念が一段と強まり、相対的に安全資産とされる米国国債の需要が高まりました。
  • ドイツ国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。

投資環境見通し (2022年7月)

長期金利は米国ではレンジ内での動き、欧州(ドイツ)では方向感に欠ける展開

  • 米国:7月のFOMC(米国連邦公開市場委員会)で0.75%利上げ観測を含めた年内の利上げ見通しは相当程度織り込まれたとみられます。さらに景気が悪化するとの一部の見方もあり、今後の金利上昇余地は限定的と思われます。しかし、インフレが高止まり、FRB(米国連邦準備制度理事会)の積極的な金融引き締め強化が警戒される中、長期金利の低下余地も限定的と考えられ、3%台前半を中心としたレンジ内での推移を予想しています。
  • 欧州:ドイツ長期金利は、米国債券市場の動向を注視しつつ、ウクライナ情勢やECB(欧州中央銀行)による今後の利上げ見通し、エネルギー価格や物価関連の経済指標などに神経質な展開になるとみられ、変動率の上昇を伴いながらも方向感に欠ける展開を予想しています。
変動幅(騰落率)
7月22日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 2.79 -0.15 -0.37 1.03 1.53
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 531.00 -0.33% 1.54% 4.84% 3.58%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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