マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2022年6月20日)

2022年06月20日

マーケットの動き (2022年6月13日~6月17日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。
  • FRB(米国連邦準備制度理事会)が15日のFOMC(米国連邦公開市場委員会)で0.75%の利上げを決定したことにより、米国国債は軟調に推移しました。
  • ドイツ国債市場は、前週末比で金利は上昇しました(債券価格は下落)。

投資環境見通し (2022年6月)

長期金利は米国ではやや低下方向、欧州(ドイツ)では緩やかな上昇方向

  • 米国:複数のFRB(米国連邦準備制度理事会)理事による6月、7月の各FOMC(米国連邦公開市場委員会)における0.50%利上げ決定を支持する発言を受けて金融引き締めを巡る過度の警戒感が後退していることに加え、一部に景気悪化が懸念されていることもあり、長期金利のさらなる上昇余地は限定的とみています。ただ、インフレが高止まる可能性があることから、長期金利の低下余地も限定的とみられ、当面は横ばい、もしくはやや低下方向で推移するとみています。
  • 欧州:ドイツ長期金利は米国長期金利の動向を注視しつつもウクライナ情勢、ECB(欧州中央銀行)による利上げの開始時期とそのペースを巡る思惑、エネルギー価格や物価関連の経済指標に神経質な展開となる中、当面は横ばい、もしくは緩やかな上昇方向で推移するとみています。
変動幅(騰落率)
6月17日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 3.24 0.08 0.27 1.83 1.73
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 515.57 -0.34% 1.00% 0.04% 1.40%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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