マーケット見通し(総合)

外国株式見通し(2022年6月13日)

2022年06月13日

マーケットの動き (2022年6月6日~6月10日)

  • 先週の米国株式市場は、前週末比で下落しました。
  • 週初は、中国の都市封鎖解除による経済活動の正常化期待が市場を下支えしましたが、ECB(欧州中央銀行)が利上げを示唆したことを受け下落に転じました。週末にかけては、5月の米国CPI(消費者物価指数)が上昇しインフレのピークアウト期待が後退するとともに、米国ミシガン大学消費者態度指数が過去最低に落ち込んだことで景気後退懸念が高まりました。
  • 欧州市場も、ECBによる利上げが景気を下押しするとの懸念から前週末比で下落しました。

投資環境見通し (2022年6月)

外国株式相場は、米国、欧州とも上値の重い展開に

  • 企業業績は、一部に市場予想を下回る決算もみられましたが、全体としては堅調な結果となっています。ただし、2~4月期決算では先行きに対して慎重な見通しを示す企業もみられることから、今後の金融引き締めやインフレの企業業績に対する影響が懸念されます。
  • 米国:株式相場は5月以降、景気や企業業績の悪化を織り込み始めていますが、過度な織り込みの反動から反発の可能性があります。ただし、景気の先行き不透明感から全般的には上値の重い展開になるとみています。
  • 欧州:ウクライナ情勢やECB(欧州中央銀行)による利上げペースを注視しつつ、米国株式相場と同様に上値の重い展開になるとみています。
騰落率
6月10日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
S&P500種株価指数 3,900.86 -5.05% -2.50% -17.21% -7.98%
NYダウ 31,392.79 -4.58% -2.39% -12.73% -8.92%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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