マーケット見通し(総合)

外国株式見通し(2022年3月22日)

2022年03月22日

マーケットの動き (2022年3月14日~3月18日)

  • 先週の米国株式市場は、前週末比で上昇しました。
  • 当面のインフレ高止まり懸念は継続するものの急騰していた原油価格が下落に転じたほか、ロシアとウクライナの停戦交渉進展への期待や、FOMC(米国連邦公開市場委員会)を無事に通過したことによる不確実性の後退を受けて投資家心理が改善しました。また、FRB(米国連邦準備制度理事会)議長が会見で米国経済に強気の見方を示したことや、中国政府による景気浮揚策への期待感も株価上昇の要因となりました。
  • 欧州市場もおおむね米国に連動した推移となりました。

投資環境見通し (2022年3月)

外国株式相場は、米国、欧州とも方向感に欠ける展開

  • 米国:FRB(米国連邦準備制度理事会)による金融政策正常化のペースや、ウクライナ情勢の先行きが警戒されることから、株式相場は変動率の高い状況にあると考えています。年初からの株価調整を経て、さらなる下値余地は限定的と考えられますが、これまでの過剰流動性に支えられ割高感の強まった銘柄については株価水準の調整や戻り売りが続くとみられることから、上値余地についても限定的とみています。
  • 欧州:欧州では、米国株式相場の動向に加え、地理的に近く域内経済に対する影響が大きいとみられるウクライナ情勢の動向を注視しつつ、当面は方向感に欠ける展開になるとみています。
騰落率
3月18日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
S&P500種株価指数 4,463.12 6.16% 2.63% 2.42% 13.99%
NYダウ 34,754.93 5.50% 1.98% 2.31% 5.76%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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