マーケット見通し(総合)

国内株式見通し(2022年3月14日)

2022年03月14日

マーケットの動き (2022年3月7日~3月11日)

  • 先週の国内株式市場は、前週末比で下落しました。
  • 週の前半は、ロシアへの経済制裁や原油価格の高騰がインフレを加速させ、世界経済に影響を及ぼすとの懸念が広がり下落しました。10日はOPEC(石油輸出国機構)加盟国による原油増産の思惑から原油価格が急落したことを好感し、日経平均株価は全面高となりました。しかし、米国CPI(消費者物価指数)の高い伸びを受け米国金利が上昇したことから、週末にかけて再び下落に転じました。

投資環境見通し (2022年3月)

国内株式相場は割安感がみられるも、方向感は出にくい

  • 10~12月期の企業業績は堅調で、先行きについても中国景気の底入れに加え、新型コロナウイルスの国内感染拡大が一服すれば、拡大基調は鈍化しながらも維持できるとみています。一方、株価水準については、米国や欧州に比べ割安感がみられる一方、これらの地域の金融政策正常化のペースに対する投資家の見方はまだ分かれています。当面の国内株式相場は海外市場の相場動向に影響を受けやすく、変動率の高い状況が続くとみられ、米国や欧州の金融政策に加えてウクライナ情勢を巡る先行き不透明感が残り、方向感は出にくいとみています。
騰落率
3月11日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
TOPIX(東証株価指数) 1,799.54 -2.46% -6.79% -14.21% -6.51%
日経平均株価 25,162.78 -3.17% -7.08% -17.36% -13.86%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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