マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2022年3月7日)

2022年03月07日

マーケットの動き (2022年2月28日~3月4日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • FRB(米国連邦準備制度理事会)パウエル議長の米国下院での証言を受けて金融政策の不透明感が和らぎ、金利が上昇する場面もみられましたが、欧州最大の原子力発電所への砲撃が嫌気され、金利は低下して週を終えました。
  • ドイツ国債市場も、リスクオフの動きが強まり金利は低下しました(債券価格は上昇)。

投資環境見通し (2022年3月)

長期金利は米国、欧州(ドイツ)ともに方向感に欠ける展開

  • 米国:FRB(米国連邦準備制度理事会)が景気を冷え込ませえるほどの拙速な金融引き締めを行うことはないとみており、長期金利は持続的な景気拡大を確認しつつ、緩やかな上昇基調になるとみています。ただし、当面はウクライナ情勢の動向や、FRBによる金融政策正常化の先行きから長期金利は上下しやすく、変動率が高い状況の中で方向感に欠ける展開を予想しています。
  • 欧州:欧州(ドイツ)長期金利は、ウクライナ情勢や、ECB(欧州中央銀行)による金融政策正常化の先行き、エネルギー価格や物価指標を注視しつつ、方向感に欠ける展開を予想しています。
変動幅(騰落率)
3月4日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 1.73 -0.25 -0.19 0.40 0.18
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 498.99 -0.27% -1.35% -2.53% 0.23%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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