マーケット見通し(総合)

外国株式見通し(2022年2月14日)

2022年02月14日

マーケットの動き (2022年2月7日~2月11日)

  • 先週の米国株式市場は、前週末比で下落しました。
  • 週の前半は、新型コロナウイルス感染者数の減少傾向が好感され安定した推移となりましたが、10日に発表された1月の米国CPI(消費者物価指数)が市場予想以上に上昇したことから、FRB(米国連邦準備制度理事会)が金融引き締めを急ぐとの見方が強まったほか、ロシア・ウクライナ間の緊張が高まったことにより下落に転じました。
  • 欧州市場もおおむね米国に連動した推移となりましたが、米国市場の急落前に取引を終了していたことから、前週末比で上昇して週を終えました。

投資環境見通し (2022年2月)

米国では循環物色一巡後に落ち着きを取り戻し、欧州では相対的な割安感から底堅く推移

  • 米国:株式相場は、長期金利の上昇が続く間は変動率の高い状況が続くとみられますが、足元の経済指標や企業業績には大きな変化がみられないことから、循環物色一巡後は一旦落ち着きを取り戻すとみています。なお、これまでの過剰流動性に支えられてきた割高感が強い銘柄については株価の上値は抑えられやすく、下値を模索する可能性もあります。
  • 欧州:株式相場は、米国市場の動向次第で変動率が高まる可能性はありますが、堅調な企業業績や株価の相対的な割安感などを背景に、底堅く推移するとみています。
騰落率
2月11日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
S&P500種株価指数 4,418.64 -1.82% -6.25% -0.65% 12.82%
NYダウ 34,738.06 -1.00% -4.18% -2.10% 10.52%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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