マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2021年12月20日)

2021年12月20日

マーケットの動き (2021年12月13日~12月17日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • FOMC(米国連邦公開市場委員会)の結果はおおむね想定通りの内容だったことから、米国国債の買い戻しの動きがみられたほか、米国株式市場がハイテク株を中心に下落したことを受けて金利は低下しました。
  • ドイツ国債市場は、16日のECB(欧州中央銀行)理事会後に金融緩和が暫く続くとの観測が広まり、金利は低下しました。

投資環境見通し (2021年12月)

長期金利は米国、欧州(ドイツ)とも、景気動向に沿って緩やかに上昇

  • 米国:部材供給制約に起因するインフレの長期化、FRB(米国連邦準備制度理事会)による早期利上げおよび同ペースに対する思惑から、足元の長期金利の水準はすでに来年に2回程度の利上げ実施が織り込まれているとみられます。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」を巡る材料が変動率を高める可能性はありますが、当面はレンジ内で推移した後、景気動向に沿って緩やかに上昇すると予想しています。
  • 欧州:欧州(ドイツ)金利は、ECB(欧州中央銀行)が緩和的な金融政策を継続する姿勢を維持するとみられる中、短期的には新型コロナウイルスやインフレの動向に神経質な展開が予想されますが、その後は米国長期金利に連れて緩やかに上昇するとみています。
変動幅(騰落率)
12月17日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 1.40 -0.08 -0.20 -0.10 0.48
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 515.34 0.26% -0.04% 1.36% 4.22%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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