マーケット見通し(総合)

国内リート見通し(2021年10月18日)

2021年10月18日

マーケットの動き (2021年10月11日~10月15日)

  • 先週の国内リート市場は、前週末比で上昇しました。
  • 岸田首相が金融所得課税見直しについて、当面行わないと発言したことが好感され上昇してスタートしたのち、日米長期金利の低下や米国での過度なインフレ懸念の後退が支援材料となり、東証REIT指数は前週比3.0%の上昇となりました。
  • セクター別では、オフィスセクターや、住宅セクター、商業・物流等セクターが総じて上昇しました。

投資環境見通し (2021年10月)

東証REIT指数は底堅く推移

  • コロナ禍で1年以上が経過し、業容拡大に向けてオフィスを増やそうとする動きも出始めている一方で、定期借家契約が多い大企業からの解約の動きが国内リート市場の重しとなりそうです。しかし、緊急事態宣言の解除によりホテルや都市型商業施設を中心に業績の回復が期待されるほか、物流施設は良好な事業環境が続いており、住宅は底堅い値動きを予想しています。日銀の低金利政策が続く中、利回りを求める資金は引き続き多いとみており、公募増資の増加が予想される中でも需給の緩みをこなしながら東証REIT指数は底堅く推移すると予想します。
騰落率
10月15日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
東証REIT指数 2,094.92 3.02% -0.95% 2.92% 22.57%
<ご参考>TOPIX(東証株価指数) 2,023.93 3.16% -3.46% 3.31% 24.03%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
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