マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2021年8月23日)

2021年08月23日

マーケットの動き (2021年8月16日~8月20日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • 発表された主要経済指標の冴えない結果に加え、主要産油国による協調減産縮小の合意を受けた原油安、新型コロナウイルス変異株の感染拡大による景気先行き懸念を背景にリスクオフの展開となりました。
  • ドイツ国債市場もおおむね米国と連動した推移となりました。

投資環境見通し (2021年8月)

長期金利は、米国、欧州(ドイツ)とも方向感に欠ける展開

  • 米国:多くの州で失業給付が打ち切られたことを受け、労働市場に復帰する動きに加え、旺盛な求人環境もあり雇用情勢はさらなる改善が見込まれます。一方、新型コロナウイルス変異株の感染拡大が懸念される中、追加の財政政策成立を巡る先行き不透明感も残っています。長期金利は今後の金融政策の先行きを織り込みつつも当面は方向感に欠ける展開を予想しています。
  • 欧州(ドイツ):ECBが戦略変更を行った直後であり、当面は現行の金融政策を継続するとみられることから、当面は米国長期金利に連れた動きになるとみています。
変動幅(騰落率)
8月20日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 1.26 -0.04 0.05 -0.10 0.61
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 510.23 -0.45% -0.17% 3.75% 2.61%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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