マーケット見通し(総合)

国内リート見通し(2021年8月16日)

2021年08月16日

マーケットの動き (2021年8月10日~8月13日)

  • 先週の国内リート市場は、前週末比で下落しました。
  • 週の前半は、米国雇用統計の好結果を受けた米国金利の上昇、週の後半は、新型コロナウイルス新規感染者数の増加により上値の重い展開となり、東証REIT指数は前週末比0.5%の下落となりました。
  • セクター別では、商業・物流等セクターや、住宅セクター、オフィスセクターが総じて下落しました。

投資環境見通し (2021年8月)

東証REIT指数は底堅く推移

  • 新型コロナウイルス変異株の感染拡大により、本格的な回復時期は後ずれすることが予想されますが、国内でのワクチン接種が進んでいることから、夏以降のホテルや商業施設の緩やかな業績回復が期待されます。オフィスは今年と来年の新規供給が少ないことや、ワクチン接種が先行している米国でのオフィス回帰の動きはサポート材料になるとみています。また、都心と郊外の家賃格差縮小により、都心部賃貸住宅の稼働率は緩やかに回復し、物流施設への需要拡大は続くと予想します。日銀の低金利政策が続くなか、利回りを求める資金は引き続き多くなるとみており、公募増資の増加が予想される中でも需給の緩みをこなしながら、東証REIT指数は底堅く推移すると予想します。
騰落率
8月13日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
東証REIT指数 2,140.50 -0.50% -1.76% 10.22% 26.71%
<ご参考>TOPIX(東証株価指数) 1,956.39 1.40% -0.57% 0.13% 20.46%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
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