マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2021年8月2日)

2021年08月02日

マーケットの動き (2021年7月26日~7月30日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
  • 28日のFOMC(米国連邦公開市場委員会)では、量的緩和縮小に向けた議論の進展がみられたものの、パウエル議長の会見を受けた量的緩和の継続観測が買い安心感につながりました。
  • ドイツ国債市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。

投資環境見通し (2021年7月)

長期金利は、米国では方向感を欠き、欧州(ドイツ)では緩やかな上昇

  • 米国:緩和的な金融政策の早期転換に対する警戒感は残りますが、実体経済における供給制約の長期化による景気回復への影響も意識されることから、長期金利は当面、方向感を欠いた動きを予想しています。量的緩和政策の縮小について、8月に予定されている地区連銀主催の経済シンポジウムにおいてFRB議長が実施の可能性を示し、2022年初から開始されることを想定しています。
  • 欧州(ドイツ):基調的なインフレ率上昇は限定的とみられますが、ワクチン接種の進展に伴う経済活動正常化の動きも材料視されやすく、長期金利は緩やかに上昇すると予想しています。
変動幅(騰落率)
7月30日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 1.23 -0.05 -0.22 0.16 0.68
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 513.43 -0.09% 0.45% 3.21% 3.90%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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