マーケット見通し(総合)

国内リート見通し(2021年5月17日)

2021年05月17日

マーケットの動き (2021年5月10日~5月14日)

  • 先週の国内リート市場は、前週末比で下落しました。
  • インフレ懸念の高まりから米国長期金利が上昇したことを受けて、国内リートの投資妙味が薄れるとの見方が強まり下落しました。週末には、米国金利の上昇一服から買戻しの動きがみられたものの、東証リート指数は先週比で2.4%の下落となりました。
  • セクター別では、オフィスセクターや住宅セクター、商業・物流等セクターが総じて下落しました。

投資環境見通し (2021年5月)

東証リート指数は底堅く推移

  • 東京や大阪などへの3回目の緊急事態宣言が発令され、ホテルや商業リートへの影響が懸念されるものの、1年前に乗り切っていることから影響は限定的と見ています。オフィスリートは賃料収入の減少を、物件売却益や内部留保の活用等により補い、分配金の維持は可能と見ています。低下していた賃貸住宅の稼働率は、賃貸条件の緩和により回復傾向にあります。消費行動の構造変化や人手不足を背景に、生産性の高い先進的物流施設の需要拡大は当面続くと予想します。低金利環境が続く中、Jリート市場の需給環境改善により、東証リート指数は底堅く推移すると予想します。
騰落率
5月14日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
東証REIT指数 2,008.45 -2.38% -2.27% 19.08% 26.54%
<ご参考>TOPIX(東証株価指数) 1,883.42 -2.57% -3.52% 8.75% 30.20%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
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