マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2021年5月10日)

2021年05月10日

マーケットの動き (2021年4月26日~5月7日)

  • 米国国債市場は、4月23日比で金利はほぼ横ばいとなりました。
  • 28日のバイデン大統領の施政方針演説を受けて、大型財政出動に伴う景気回復と米国国債増発観測により金利は上昇したものの、4月の米国雇用統計が市場予想を下回ったことで、金融緩和の長期化観測が強まり金利は低下に転じ、4月23日とほぼ同水準で引けました。
  • ドイツ国債市場は、金利の緩やかな上昇基調が継続しました(債券価格は下落)。

投資環境見通し (2021年5月)

長期金利は、米国では上昇圧力がかかりやすく、欧州(ドイツ)では小幅の上昇

  • 米国:長期金利は、新型コロナウイルスのワクチン接種ペースの加速、政府による大規模な財政出動から景気回復とともにインフレが加速するとの見方に加え、国債増発による需給悪化懸念もあり、引き続き上昇圧力が強まりやすいとみています。
  • 欧州:基本的には米国の金利動向に影響を受けるとみられますが、新型コロナウイルスの感染再拡大によって行動制限が長期化するとの見方もあり、ドイツ長期金利は小幅の上昇にとどまるとみています。
変動幅(騰落率)
5月7日4月23日比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 1.56 0.00 -0.09 0.61 0.94
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 502.97 0.67% -0.08% 2.16% 6.95%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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