マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2021年4月26日)

2021年04月26日

マーケットの動き (2021年4月19日~4月23日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末と金利がほぼ横ばいとなりました。
  • バイデン政権がキャピタルゲイン課税の税率を引き上げるとの報道からからリスクオフの展開となり、買いが集まりました。
  • ドイツ国債市場も、22日のECB(欧州中央銀行)理事会で大規模な量的緩和の維持が示されたことから、前週末の金利と同水準になりました。

投資環境見通し (2021年4月)

長期金利は、米国では上昇圧力がかかりやすく、欧州(ドイツ)では上昇は限定的

  • 米国:FRBは2023年末まで利上げを行わないとの方針を示しましたが、大型の追加財政政策を背景とした早期の景気回復見通しやインフレ圧力に対する懸念に加え、銀行に対する補完的レバレッジ比率規制の緩和措置終了に伴う米国債の需給悪化懸念もあり、引き続き長期金利に上昇圧力がかかりやすいと予想しています。
  • 欧州(ドイツ):米国長期金利が上昇する場面では、ドイツ長期金利も上昇圧力を受けやすいとみられます。しかし、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた行動制限の長期化に対する懸念もあり、ドイツ長期金利の上昇は限定的とみています。
変動幅(騰落率)
4月23日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 1.56 0.00 -0.08 0.72 0.95
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 499.60 -0.40% 0.20% 1.76% 5.22%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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