マーケット見通し(総合)

為替見通し(2020年12月14日)

2020年12月14日

マーケットの動き (2020年12月7日~12月11日)

  • 為替市場は、米ドルは対円で下落(円高)しました。
  • 主要通貨では対米ドルで英国ポンドが下落した一方、豪ドルの上昇が目立ちました。英国ポンドは合意なき離脱の可能性からリスク回避の動きとなった一方、豪ドルは欧州のような政治リスクが今のところ注目されていないことや、欧米に比べた感染者数の少なさから、米ドル安の受け皿として選好されました。
  • ユーロは、対円・対ドルともに下落しました。

投資環境見通し (2020年12月)

円に対して、米ドル、ユーロとも一進一退の動き

  • 米ドル:米国では政権移行が始まり、当面は次期大統領の就任に向けて主要閣僚人事と新政権による財政政策が注目されます。追加の金融緩和観測が広がる中、移行プロセスが円滑に行われ、次期政権による政策運営の方向性が明確になるまでは、米ドルは円に対して一進一退の動きになるとみています。
  • ユーロ:欧州地域における新型コロナウイルスの感染再拡大から実体経済の悪化が懸念されています。ECB総裁はすでに12月の理事会で追加金融緩和の方針を示しており、パンデミック緊急購入プログラムや長期資金供給オペの政策調整が注目される中、ユーロは円に対して当面は一進一退の動きになるとみています。
変動幅(円)
12月11日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
米ドル/円 103.95 -0.25 -1.69 -2.70 -4.76
ユーロ/円 125.85 -0.66 1.65 4.48 5.35
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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