マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2020年11月16日)

2020年11月16日

マーケットの動き (2020年11月9日~11月13日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利が上昇しました(債券価格は下落)。
  • 米国大統領選挙でバイデン氏の優勢が強まったことや、新型コロナウイルスワクチンの開発進展報道を受けて、株式等のリスク性資産が続伸したことから、米国10年国債利回りは上昇しました。
  • ドイツ国債市場も金利が上昇しました(債券価格は下落)。

投資環境見通し (2020年11月)

長期金利は、米国では上昇圧力が続き、欧州(ドイツ)ではさらなる低下余地は限定的

  • 米国:製造業を中心とする景気回復基調や、財政拡張に伴う超長期債の増発懸念を背景に、長期金利の上昇圧力は続くとみています。ただし、長期金利が急激に上昇する場面ではFRBによる量的緩和強化など追加の金融緩和策が意識されるとみられ、上昇幅は限定的と予想しています。
  • 欧州(ドイツ):新型コロナウイルスの感染再拡大や英国とEUとの通商協議を巡る先行き不透明感から長期金利が低下基調で推移していますが、ECBによる年内の追加金融緩和については相当程度織り込まれているとみられ、さらなる低下余地は限定的とみています。
変動幅(騰落率)
11月13日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 0.89 0.08 0.17 0.25 -0.98
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 490.78 0.73% -0.83% 3.53% 5.59%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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