マーケット見通し(総合)

国内債券見通し(2020年10月26日)

2020年10月26日

マーケットの動き (2020年10月19日~10月23日)

  • 先週の国内債券市場は、前週末比で金利が上昇しました(債券価格は下落)。
  • 週初は、欧米で新型コロナウイルスの感染者が急拡大していることや、国内における今後の国債増発が大規模にならないとの観測等を受けて金利低下しましたが、週半ばに、米国経済対策の合意観測を背景に米国金利が急上昇したことを受け、国内金利も上昇しました。
  • クレジット市場は、日銀社債買い入れオペにおいて需給の堅調さを示す結果となるなど、引き続き堅調に推移しました。

投資環境見通し (2020年10月)

国内長期金利はレンジ内で推移

  • コロナ禍で各国中央銀行による緩和的な金融政策の長期化が予想されますが、日銀は副作用に対する懸念からマイナス金利の深掘りに踏み出せない状況となっています。ただし、イールドカーブ・コントロールは今後も継続されることから、国内長期金利は引き続き狭いレンジでの動きにとどまると予想しています。また超長期国債については、増発分と日銀の無制限買入で需給環境の悪化には至らず、日本経済の回復ペースの遅れを背景に金利上昇圧力は限定的と考えています。
変動幅(騰落率)
10月23日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(日本、%) (変動幅) 0.04 0.02 0.04 0.05 0.18
NOMURA-BPI (騰落率) 386.68 -0.12% -0.21% -0.67% -1.40%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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