マーケット見通し(総合)

国内リート見通し(2020年9月7日)

2020年09月07日

マーケットの動き(2020年8月31日~9月4日)

  • 国内リート市場は、前週末比でほぼ横ばいとなりました。
  • 相対的に高い分配金利回りに着目した買いが入ったことや、日米欧の株式市場の上昇を受けた投資家のリスク選好姿勢の強まりから、週の半ばにかけて上昇したものの、週末の米国株式市場の下落を受けて投資家のリスク回避志向が強まり、東証リート指数は前週末比ほぼ横ばいで週を終えました。
  • セクター別ではオフィスセクターが小幅に上昇した一方、住宅セクターや商業・物流等セクターはほぼ横ばいで推移しました。

投資環境見通し(2020年9月)

東証リート指数は底堅く推移

  • ホテルリートや商業リートの事業環境は依然厳しいものの、業績回復の兆しが出てきています。企業業績悪化やテレワーク普及の影響が懸念されているオフィスリートに関しては、中長期的なテナントの動向には留意するものの、足元の影響は限定的で、割安感が出てきています。物流や住宅リートの事業環境は引き続き良好です。
  • 今後は、FTSEグローバル株式指数へのJ-REITの組み入れに伴う買いや、相対的に高い利回りを評価した買いが期待され、東証リート指数は底堅く推移すると予想しています。
騰落率
9月4日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
東証REIT指数 1,738.34 0.04% 3.05% -15.58% -16.98%
<ご参考>TOPIX(東証株価指数) 1,616.60 0.73% 3.94% 7.59% 7.29%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
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