マーケット見通し(総合)

為替見通し(2020年8月31日)

2020年08月31日

マーケットの動き(2020年8月24日~8月28日)

  • 為替市場は、米ドルは対円で下落(円高)しました。
  • 主要通貨の対米ドルに対する全体的な値動きは、27日の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を受けて、米ドル安の流れとなりました。対円での米ドルは、安倍首相辞任を受けて政治不安定化が材料視され、下落に転じました。
  • ユーロは、対円・対ドルともに上昇しました。

投資環境見通し(2020年8月)

米ドル:米中対立に対する懸念から、下げが意識されやすい

    • 米ドル:米国では、新型コロナウイルスの感染急拡大に対する警戒感が広がっています。日米ともに短期金利の低下余地が限られる中、当面はFRBの資産拡大に加えて米中対立の激化に対する懸念から、米ドル安が意識される展開になるとみています。

ユーロ: 財政基盤強化によって信認高まる

  • ユーロ:実体経済の緩やかな回復がみられる中、EUによる復興基金創設が合意に達したことを受けて、ユーロに対する信認は財政基盤強化によって高まると考えられます。当面はユーロ高が意識されるとみています。
変動幅(円)
8月28日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
米ドル/円 105.31 -0.65 0.33 -2.56 -0.60
ユーロ/円 125.29 0.48 2.17 6.81 8.00
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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