マーケット見通し（総合）

国内株式見通し（2020年8月24日）

2020年08月24日

マーケットの動き（2020年8月17日～8月21日）

  • 先週の国内株式市場は、前週末比で下落しました。
  • 前週に約半年ぶりの高値を回復するなど堅調に推移してきたことから、利益確定売りも出やすい結果となりました。
  • 17日に発表された4-6月期GDP（国内総生産）は、戦後最大の落ち込みとなり、景気回復ペースが当初想定より遅れる懸念が広がりました。また、米中協議の無期延期報道を受けて米中対立悪化の懸念が高まりました。

投資環境見通し（2020年8月）

国内株式相場は下値は限られるも上値は重い

  • 国内株式相場は、海外株式市場に比べ割安感があることに加え、下落局面では日銀によるETF買い入れも予想されることなどから、下値は限られるとみています。一方、実体経済については、個人消費や企業の設備投資に対して慎重姿勢がみられることや、アジア地域で需要が伸び悩んでいることなどもあり、他の先進国に比べ景気回復ペースは鈍くなると考えています。さらに、国内の新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い経済活動が再び鈍化する懸念もあります。当面の国内株式相場は、下値不安は小さいながらも足元の経済環境から上値の重い展開を予想しています。
騰落率
8月21日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
TOPIX（東証株価指数） 1,604.06 -1.19% 1.35% -4.18% 7.12%
日経平均株価 22,920.30 -1.58% 0.16% -1.99% 11.16%
  • ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日）までとします。
  • ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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