マーケット見通し(総合)

外国債券見通し(2020年6月8日)

2020年06月08日

マーケットの動き(2020年6月1日~6月5日)

  • 先週の米国国債市場は、前週末比で金利が上昇しました(債券価格は下落)。
  • FRB(米連邦準備制度理事会)による米国国債購入が、金利上昇局面においても増額されなかったことや、前週末の米国雇用統計の予想外の改善が債券価格下落の主な要因となりました。
  • ドイツ国債市場も、前週末比で金利が上昇しました(債券価格は下落)。
  • ECB(欧州中央銀行)が、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の拡大を決定したことが、リスクオンを加速させました。

投資環境見通し(2020年6月)

米国、欧州(ドイツ)ともに、長期金利は低位で推移

  • 米国:FRBは、新型コロナウイルスの感染拡大および社会・経済活動制限による米国経済への影響は深刻で、回復には相当の時間を要するとみています。当面はFRBの緩和的な金融政策を背景に長期金利は低位で推移するとみています。
  • 欧州:EUによる復興基金設立により債券発行による需給悪化の可能性は残りますが、ECBの緩和的な金融政策を背景に、ドイツ長期金利は低位で推移するとみています。
変動幅(騰落率)
6月5日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
10年国債利回り(米国、%) (変動幅) 0.91 0.26 0.25 -0.89 -1.21
FTSE世界国債インデックス 除く日本、円ベース(騰落率) 492.44 1.74% 4.27% 5.23% 8.58%
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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