マーケット見通し(総合)

為替見通し(2020年4月6日)

2020年04月06日

マーケットの動き(2020年3月30日~4月3日)

  • 為替市場は、米ドルは対円で上昇(円安)しました。
  • 低調な米国の経済指標をよそに、減産期待を受けた原油高・株高の動きを受け、米ドルは主要通貨に対して上昇しました。
  • 3日には雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数が前月比70.1万人減と市場予想を大幅に下回る減少となったものの、欧州でも大幅な指標悪化が見られたこともあり、市場の反応は限定的となりました。

投資環境見通し(2020年4月)

米ドルとユーロはともに、円に対して変動率の高い状況が続く

  • 米ドル:3月にみられた米ドル不足の状況は、主要国中央銀行が協調してドル資金の供給を行うことで一旦解消したとみられます。当面は新型コロナウイルス感染拡大の動向と社会・経済活動への影響を注視しつつ、円に対して変動率の高い状況が続くとみています。
  • ユーロ:これまで財政出動に消極的だったドイツが国債を発行して経済対策に踏み切り、イタリア首相はすでに発表された経済対策に対して追加を行う考えを示しました。ユーロは米ドルと同様に、円に対し変動率の高い状況が続くとみています。
変動幅(円)
4月3日前週比1ヵ月前比6ヵ月前比1年前比
米ドル/円 108.51 0.31 0.95 1.82 -2.99
ユーロ/円 117.17 -2.47 -3.06 -0.02 -8.03
  • 期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
  • 最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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