マーケット見通し(総合)
国内債券見通し(2023年9月4日)
2023年09月04日
マーケットの動き (2023年8月28日~9月1日)
- 先週の国内債券市場は、前週末比で金利は低下しました(債券価格は上昇)。
- 30日に日銀・田村審議委員が物価2%目標を実現する見通しについて言及し、日銀の政策修正に対する警戒感が金利上昇圧力となりました。一方、欧米金利低下や月末の持ち高調整による債券買いの動きのほか、31日の日銀・中村審議委員による金融引き締めへの転換に慎重な発言などが材料視され、金利は低下して週を終えました。
- クレジット市場は、引き続き堅調に推移しました。
投資環境見通し (2023年8月)
国内長期金利はレンジ内で推移
- 日銀は7月の金融政策決定会合において、イールドカーブ・コントロールに関して10年国債利回りの変動幅を「±0.5%程度を『目途』」と柔軟化するとともに、毎営業日指値オペの上限を1.0%とすることを決定しました。また、展望レポートにおいて、足元の物価上昇率の上振れについて持続的なものではなく、2024年度にかけて2%の物価目標を下回る見通しを示しました。国内長期金利は日銀の決定を受けて上昇圧力がかかる可能性はありますが、日銀は引き続き金融緩和姿勢を維持していることから上昇余地は限定的とみられ、概ねレンジ内で推移するとみています。
変動幅(騰落率) | |||||
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9月1日 | 前週比 | 1ヵ月前比 | 6ヵ月前比 | 1年前比 | |
10年国債利回り(日本、%) (変動幅) | 0.63 | -0.02 | 0.03 | 0.13 | 0.39 |
NOMURA-BPI総合 (騰落率) | 368.59 | 0.26% | -0.42% | -0.28% | -2.23% |
- ※期間別騰落率の各計算期間は、基準日から過去に遡った期間の応答日(休日の場合は前営業日)までとします。
- ※最新の「投資環境見通し」もご覧ください。
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