投資信託用語集

オプション取引

読み方

おぷしょんとりひき

解説

あらかじめ決められた期間・価格・数量で、株式・債券・為替等の取引を行う権利を売買する取引をいいます。権利の買い手は権利の売り手に対して権利の対価(プレミアム)を支払う代わりに、自分が有利と判断した場合に権利を行使することができます(売り手は買い手の権利行使に従います)。
例えば、Aという銘柄の株式を権利行使期間1ヶ月、権利行使価格500円で1,000株購入する権利を、プレミアム20,000円で購入した場合、期間内に価格が600円に上昇した場合に権利を行使すると、(600円-500円)×1,000株-20,000円=80,000円の利益が発生することになります(手数料等は考慮していません)。逆に、期間内に権利行使をせず、最終日に価格が400円に下落している場合には権利を放棄すれば、損失はプレミアムの20,000円に限定されます(権利の売り手の損益は買い手の逆となります)。
上記のように、株式等を購入する権利をコール・オプション、売却する権利をプット・オプションといいます。また、権利行使期間中いつでも権利行使が可能なアメリカン・タイプと、権利行使期間最終日のみに権利行使が可能なヨーロピアン・タイプがあります。